液状ガスケットはいままでの固形のパッキンに比べて肉厚がうすく、内圧を受ける面積が小さいので、上手に使用すれば高い耐圧力を得られることが知られています。しかし、不乾性形は熱に弱い、乾性形は熱、圧に強いが取りはずしが困難といった長短がありました。ヘルメシール№201はこのような不乾性・乾性のもつ長所を、たがいに利用し発揮できるように研究改良されたもので、粘着性と弾力性をともに備え、熱による軟化の問題、肉盛性の問題などを解決した理想的な液状ガスケットであります。耐熱圧性がよく、振動にも耐え、接合面の取りはずしも簡単です。

特　長

• 塗布すると短時間で粘性と弾性に富んだパッキン膜(粘弾性皮膜)を構成します。
• 肉盛性と弾力性に富み、また熱による軟化が少ないので、比較的スキマの大きい接合部や仕上程度のよくない接合面に使用することができます。
• 適度の粘性と弾力性を有し耐熱性、耐圧性が優秀です。
• 水、油、ガソリン、不凍液、ブレーキオイルなどに安定で化学薬品にも侵されません。
• 乾燥がはやく、数分でパッキン膜になるので、流れ作業やコンベアシステムに最適です。
• 肉盛性、弾力性、復元力がよいので液状ガスケット単独シールの設計が可能です。
• 接合面の仕上程度が荒くなっても優秀なシール効果が得られるので、加工作業工程を短縮でき、製造コストを低減できます。