粘着形液状ガスケット
ヘルメシール
№101Y
ヘルメシール№101Yは多元重合の合成樹脂を使用した全く新しい不乾性粘着形液状ガスケット《特許出願》で、温度特性がよく不乾性液状ガスケットの将来をになう製品です。
容 量 : | 100gチューブ |
500gハケ付 | |
1kg |
従来の不乾性粘着形液状ガスケットは、熱が加わったときの軟化が著るしく、耐熱圧性が悪いという欠点を有し、熱の加わる箇所、隙間のある箇所にはよい結果が得られませんでした。ヘルメシール№101Yは、当社技術陣が総力を結集して研究完成した製品で、従来のように合成樹脂をブレンドして得るのではなく、4~5種類のモノマーを重合して得る多元重合合成樹脂を基剤にし、従来の粘着形にない優れた耐熱圧性を得られます。フランジやケーシングのガスケット面、締付けボルト植込みボルトのネジ部、パイプネジ部、打込みプラグなどの接合部で従来の粘着形液状ガスケットでよい結果を得られなかった箇所に威力を発揮します。
特 長
- 特別に重合した多元重合樹脂を主成分にし粘着力が強く、温度による粘性変化が少ない。
- 粘度変化が少ないため耐熱圧性がよく、熱が加わっても圧力低下を起こしません。
- パッキンやガスケットに塗布すると最低締付け面圧力を低下でき、ガスケット係数、最低締付け面圧力などのパラツキを少なくします。即ち、シール効果が向上し、かつ一定します。
- パッキンやガスケットを垂直部に使用するとき、粘着力で滑り落ちを防止します。
- 不乾性で取りはずしが容易、振動にも耐えます。
- 乾燥がはやく、流れ作業やコンベアでの使用にも適します。
- 耐油、耐水、耐不凍液性が優れています。
ヘルメシール№101Yの性能
●JIS K 6820 液状ガスケットによる試験結果
項 目 | 試験結果 |
色 相 | 淡白色液状 |
皮膜形態 | 半乾性粘着形 |
粘 度 | 3000cp at25°C |
比 重 | 1.2 |
加熱残分 | 70 ± 2% |
耐圧性 | |
室 温 | 105kg/cm² |
80±5°C | 85kg/cm² |
150±5°C | 75kg/cm² |
耐冷熱性 | 85kg/cm² |
耐水性 | -2.1%(異状なし) |
耐油性 | +1.9%(異状なし) |
腐食性 | な し |
●その他の諸特性
項 目 | 試験値 |
常用温度範囲 | |
№101Y 単独 | -40~+180°C |
シートパッキン併用 | -40~+220°C |
8mm植込みボルト 耐圧性 |
8kg/cm² (130°C油性) |
1"管継手 耐圧性 |
40kg/cm² (室温水圧) |
取りはずし性 | 容 易 |
毒 性 | な し |
貯蔵期限 | 1ヶ年 |
ヘルメシール№101Yの用途
各種機械、車両、船舶、計測器、あるいはその他諸機械、装置の油密、気密、水密を要する接合部。ガスケット面、フランジ、ケーシングなどの平面接合部、部品取付け部。配管ネジ継手および締付けポルト、植込みボルトのネジ部。エキスパンジョンプラグ、盲蓋、その他の打込みプラグ部。そのほか革パッキンや編組パッキンに塗布または含浸し性能の向上をはかることができます。取りはずしのひんぱんな箇所、従来の不乾性形でよい結果の得られなかった箇所にご利用下さい。
ヘルメシール№101Yの使用法
- 始めに塗布面、接合面の油分、水分、じんあいなどを除去し清浄にして下さい。
- 刷毛で接合面に0.1~0.2mm位の厚さで両面に塗布して下さい。
- 塗布後3~6分位乾燥してから接合して下さい。締付け後ただちに使用してもさしつかえありませんが、5~8時間以上放置し、十分乾燥させた後に使用するのが理想的です。
- 溶剤が蒸発して塗布しにくい場合や皮膜の除去にはMEK又はトルエンで稀めて下さい。
- 使用後は容器のフタを完全にし、なるべく冷暗所に保存して下さい。
- №101Yを使用した接合部を分解し再組立する場合は、古い皮膜の上にそのまま塗布してけっこうです。
注意:ページ内のデータは、当社の試験によるものです。使用に際しましては、貴社にてテストの上お確かめください。
尚ホームページの記載内容は、お断りなく変更することがございます。
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