日本ヘルメチックス株式会社

熱伝導に優れた
一液性加熱硬化型
エポキシ接着剤

ヘルメタイト
TX‐873D

ヘルメタイトTX‐873D は、高熱伝導性フィラーを配合した一液加熱硬化型のエポキシ接着剤で、熱伝導性・接合強度・耐久性に優れ、熱伝導性が求められる部品の接合部に適用できます。

■ 一般性状

項 目ヘルメタイト
TX‐873D
外 観銀灰色ぺ一スト状
塗布適用量
(g/m²)
240 (約17μm厚さ)
熱伝導率
(W/m・K)
1.7
硬 度
(JIS K 7215)
HSD 81
比重(25°C)
(JIS K 7112)
1.5
粘度(25°C)
(JIS K 7117)
30 Pa・s
ゲル時間 
(150°C)
4~5分
硬化時間 
(150°C)
30分
貯蔵安定性
(冷暗所保存)
3ヶ月

■ 熱伝導率

1-1.せん断接着試験(JIS K 6850)

品   名熱伝導率
(W/m・K)
ヘルメタイト
TX‐873D
0.844
エポキシ系
熱伝導性接着剤A社
0.837
シリコン系
熱伝導性接着剤B社
0.418

測定法:レーザーフラッシュ法 ㈱理学電機製熱定数測定装置にて測定
<注>ヘルメタイトTX‐873D は150°C×30分硬化後。
その他は室温にて10日放置(使用方法に基づく)して硬化。



■ 接合強度

1-1.アルミ板によるT字剥離試験(JIS K 6854):試験片0.3㎜厚

試 験 内 容剥離強度(N/25㎜)
150°C × 30分 
硬化直後
93 { 9.5 kgf /25㎜}
120°C × 21日 
保持後
64 { 6.5 kgf /25㎜}
150°C × 21日 
保持後
64 { 6.5 kgf /25㎜}
熱負荷サイクル 
21回後
64 { 6.5 kgf /25㎜}

<注>1サイクル:(120°C × 8時間)+(-40°C × 16時間)。



1-2.アルミ板によるT字剥離試験(JIS K 6854):試験片0.3㎜厚

品   名剥離強度
(N/25㎜)
ヘルメタイト
TX‐873D
93
{ 9.5 kgf /25㎜}
シリコン系
熱伝導性接着剤B社
34
{ 3.5 kgf /25㎜}
アクリル系
熱伝導性接着剤C社
59
{ 6.0 kgf /25㎜}

<注>ヘルメタイトTX‐873D は150°C × 30分硬化後。
その他は室温にて10日放置(使用方法に基づく)して硬化。



2.鉄板によるせん断接着試験(JIS K 6850)

品   名せん断接着力
(kN/cm²)
ヘルメタイト
TX‐873D
2.3
{230 kgf/cm²}

<注>150°C × 30分硬化(使用方法に基づく)。

■ 適用例

ヒートシンクのべ一スとフィン、放熱器のチューブとフィンとの接合等。


注意:ページ内のデータは、当社の試験によるものです。使用に際しましては、貴社にてテストの上お確かめください。
尚ホームページの記載内容は、お断りなく変更することがございます。