水質に影響のないエポキシ接着剤
ヘルメタイト
A-604
ヘルメタイトA‐604は、変性脂肪族ポリアミン系の硬化剤を使用した、水質性能に優れた二液型エポキシ樹脂接着剤です。
特 長
- 硬化物は水質に全く影響を与えません。
- 耐水性に優れています。
- 無溶剤型で作業安全性に優れています。
使用方法
- 被着体表面のレイタンス、ゴミ、汚れ、油分、水分等を除去してください。
- 主剤100:硬化剤 50の割合で秤量し、混合攪拌します。
- 十分攪拌して均一になった混合物を可使時間内に使用してください。
1.性 状
項 目 | 主 剤 | 硬化剤 | 混合物 |
主成分 | エポキシ 樹脂 |
変性脂肪族 ポリアミン |
― |
外 観 | 白色 液状 |
濃青色 液状 |
青色 液状 |
配合比 | 100:50(重量・容量:比) | ||
粘 度 (20°C) |
22,000 mPa・s |
14,500 mPa・s |
18,000 mPa・s |
比 重 (20°C) |
1.41 | 1.37 | 1.40 |
可使時間 | 35分(1kg混合時) | ||
指触硬化 時間 |
8時間 |
※20°C 測定時
2.物 性
項 目 | 強 度 | 試験方法 |
圧縮強度 | 60N/mm² 以上 |
JIS K 7208 |
曲げ強度 | 40N/mm² 以上 |
JIS K 7203 |
引張強度 | 20N/mm² 以上 |
JIS K 7113 |
シャルピー 衝撃強度 |
2 N・mm/mm² 以上 |
JIS K 7111 |
引張剪断 接着強度 |
17N/mm² 以上 |
JIS K 6850 |
硬 度 | 86HDD 以上 |
JIS K 7215 |
※試験温度 20°C
※引張剪断接着強度の値は、鋼板と鋼板の接着時
※引張剪断接着強度の値は、鋼板と鋼板の接着時
3.ヘルメタイトA‐604の取扱について
- ヘルメタイトA-604は二液タイプのエポキシ樹脂ですので、主剤と硬化剤を定められた配合比で秤量し、均一になるよう十分に混合攪拌してからご使用ください。
秤量ミスや不十分な攪拌は正常な化学反応が起こらず性能低下の原因になります。 - 主剤と硬化剤を十分に混合しましたら、可使時間内にご使用ください。
可使時間は温度が高いほど短く、低いほど長くなります。
又、一度の混合量が多いほど可使時間は短くなります。 - 低温時は熱風乾燥してください。
5°C以下での使用は、樹脂の硬化反応が著しく低下し、樹脂の性能に支障を与えるため中止してください。
熱風乾燥する場合は、被着体表面の結露に十分に注意をしてください。
被着体表面が乾燥していないと十分な接着力を得ることが出来ません。 - 溶剤類は、施工器具の洗浄のみにご使用ください。
- 保存は、風雨の当たらない、涼しい場所に保管してください。
保存中に樹脂分の浮き出ている場合がありますので、その場合は計量前に良く攪拌してからご使用ください。 - ほとんど毒性はありませんが、誤って皮膚に付いた時は、石鹸等でよく洗い落としてください。
又、目に入った場合は直ちに水洗いし、医師の診察を受けてください。
注意:ページ内のデータは、当社の試験によるものです。使用に際しましては、貴社にて、テストの上お確かめください。
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