高熱用特殊液状ガスケット
ヘルメシール№35S
ヘルメシール№800
ヘルメシール№35S,№800は高熱用液状ガスケットであります。
熱湯,蒸気,熱油,その他の高熱箇所或いは有機溶剤,可塑剤などの特殊箇所にご使用下さい。
容 量 : | 500g |
蒸気ボイラーやタービンに使用されるシール剤は耐熱性のよいものが必要です。又,チッ素ガス,塩素ガスなどのシールには特殊成分のシール剤でなければ爆発その他災害の危険性があります。ヘルメシール№35S,№800はこのような高熱箇所或いは特殊用途に使用できるよう研究,製造された高熱用特殊液状ガスケットであります。それぞれの特徴を生かし使用条件に合ったものをお使い下されば完全な漏止め効果が得られます。
特 徴
ヘルメシール№35Sは耐熱性のよい石油樹脂とフッ素樹脂を基剤にし黒鉛,鉛を充てん剤にしています。№800は無機系特殊樹脂に黒鉛,珪石を主成分にしています。いずれも耐熱性がよく従来の有機合成樹脂やゴムでできた液状ガスケットでは得られない実用耐熱性能が得られます。№35S,№800の使用区分は次のとおりです。
ヘルメシール№35S
- 熱湯、蒸気、加熱空気用です。
- ガソリン・燃料油類には使用できません。
- 不乾性粘着型のため取りはずしが簡単です。
- 不燃性溶剤を使用しているので引火の危険性がありません。
ヘルメシール№800
- 熱油、溶剤、可塑剤、チッ素ガス、等です。
- 水。蒸気、水溶液には使用できません。
- 皮膜は乾性で固着します。
- 不燃性で可燃物は一切含みません。
№35S、№800の特性
JIS K 6820による試験結果
項 目 | №35S | №800 |
粘 度 | 100,000 ±10,000cP at25°C |
11,000 ±1,100cP at25°C |
比 重 | 1.8 | 1.5 |
加 熱 残 分 | 88±3% | 65±3% |
耐圧性 | ||
室 温 | 100kgf/cm² | 90kgf/cm² |
80±5°C | 40kgf/cm² | 75kgf/cm² |
150±5°C | 30kgf/cm² | 45kgf/cm² |
耐冷熱性 | 65kgf/cm² | 60kgf/cm² |
耐水性 | -2% (異状なし) |
分 解 |
耐油性 | 不 可 | +1% (異状なし) |
耐ガソリン性 | 分 解 | ±0% (異状なし) |
腐蝕性 | な し | な し |
使用温度範囲 | -40~200°C | -40~800°C |
№35S、№800の主な用途
№35S:シリンダーヘッド、マニホールド、マフラー等の高熱接合部、蒸気ボイラー、温水ボイラー、廃熱ボイラー等の各種接合部、熱湯、蒸気配管、その他高熱エアー等の気密に。
№800:有機溶剤、或いは可塑剤類の配管、高熱油、高熱燃料油類の各種接合部、圧縮空気、チッ素ガスなどの高圧接合部
№35S、№800の使用法
- 塗布前に接合部の油分,水分,ホコリ,ネジ切リカス,錆等を除去して下さい。
- 刷毛その他で厚さ約0.1~0.2m/m又は必要量塗布し3~6分放置してから締付けて下さい。
- 使用中に粘度が高くなり稀める場合,或いは皮膜の除去には当社の専用溶剤をお使い下さい。
- 使用後は密封して冷暗所に保存して下さい。
取扱い上の注意
- 塗装部分の水分、油分、ホコリなどを除去して下さい。
- 使用前によく攪拌して下さい。
- 使用中に粘度が高くなり稀める場合は、当社専用品を使用してください。また、この時稀め過ぎないよう注意してください。
- 施工の条件等は当社の管理外ですので、製品の交換以上の責任は負いません。
注意:ページ内のデータは、当社の試験によるものです。使用に際しましては、貴社にて、テストの上お確かめください。
尚ページ内の記載内容は、お断りなく変更することがございます。